医院名 |
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中島医院 |
院長 |
中島 慶子 |
住所 |
〒194-0013 東京都町田市原町田2-15-2 |
診療科目 |
内科 |
専門外来 |
糖尿病、高血圧、高脂血症(コレステロールや中性脂肪が高い方)が専門です。 かぜ、気管支炎、扁桃腺炎、花粉症、膀胱炎、胃腸炎、甲状腺疾患等一般内科全般に診察致します。 漢方薬の取り扱いあります。 虫さされ、水虫、湿疹、皮膚炎、じんま疹、帯状疱疹等の軽症の皮膚科の診療可能です。 |
電話番号 |
042-722-2409 |
~糖尿病で当院へ転医を希望される患者さんへ お願い~ 前医(今までかかられていた医療機関)での検査データ、お薬手帳(又は薬剤そのもの)およびご紹介状をご持参下さいますようお願い致します。 検査データがない上、お薬の容量(何mg、何錠等)もわからず突然受診され、前医と同じお薬を希望される方がいらっしゃいますが、当方では判断できずお薬を処方することはできません。このような場合トラブルになることがあります。 診療がスムーズに行なえ、又、他の患者さんの待ち時間を短縮するために、ご理解ご協力下さいますようお願い致します。 |
当院は内科であり、成人の患者様を対象に診療致しております。
小児は診療致しておりませんので、ご了承下さい。
当院では風邪、花粉症などの一般内科全般のほかに、高血圧、脂質異常症、特に糖尿病を専門としています。
糖尿病は我国で予備軍も含めると2210万人と増加の一途をたどっており、今や国民の3人に1人が糖尿病という時代です。しかし、その中で治療を受けている人は3分の1にすぎません。糖尿病は放置しておくと合併症を起こし、失明したり、腎不全になり人工透析が必要になったり、足が腐ってしまったりする恐ろしい病気です。また、命に直結する心筋梗塞や脳梗塞を高い確率で起こします。
健診で血糖が高い、尿に糖がでているといわれた方、ご家族に糖尿病の人がいる方、
喉が渇く、水をたくさん飲む、からだがだるい、足がしびれる、足がつる、やせる、
物がみえにくい、傷が治りにくい、虫歯や歯槽膿漏がひどい、勃起障害などが
ありましたら是非一度当院へお越しください。
糖尿病の合併症を起こさないようにするのが一番の目的です。
血糖値を下げるインスリンの量が不足したり、インスリンの働きが悪くなり、血液中のブドウ糖濃度が高くなる病気です。
始めは症状がありません。
身体の中では病気はどんどん進んでいきます。
健康診断等で高血糖を指摘された時は、すでに発症から5年以上経過していることが多いです。
血糖値が高い状態が続くと気がつかないうちに合併症をおこします。
→早期発見・早期治療のため、健診を受けましょう。
<三大合併症>
<大血管症>
生命にかかわる心臓や脳の血管がつまってしまう。
糖尿病の発症には
遺伝が30%
環境因子(食べすぎ、運動不足、肥満)が70%
関与します。
↓
生活習慣の改善が大切です。
血液検査(血糖値、HbA1c 75g 糖負荷試験)
臨床症状により行う
[図3]糖尿病の臨床診断のフローチャート
糖尿病型
●血糖値(空腹時≧126mg/dL, OGTT 2時間 ≧200mg/dL, 随時≧200mg/dLのいずれか)
●HbA1c≧6.5%
注)糖尿病が疑われる場合は,血糖値と同時にHbA1cを測定する。同日に血糖値とHbA1cが糖尿病型を示した場合には、初回検査だけで糖尿病と診断する。
まずは、食事療法と運動治療が基本です。
一日三食(特に朝食を朝早い時間にとることが、一日の血糖をよくする。)
夜おそく食べない。
間食をしない。
食べすぎない。(腹八分目)
ゆっくり食べる(15分以上かけて)
食物繊維を多くとる、おかずだけを食べず、ご飯を食べる。
野菜→肉・魚→ご飯の順に食べると血糖が上がりにくいといわれています。(ベジタブルファースト)
アルコールは1単位まで(血糖のコントロールが良好な場合)。
1日20分のウォーキングを3日に1回
平地で手足を大きく振って少し早足で歩きましょう。
通勤の時に大回りして歩く。
買物の時少し離れたスーパーを選ぶ、など日常生活にとり入れることが、継続の秘訣です。
又、天候の悪い日は無理をせず家の中でラジオ体操をする、家事でこまごま動くようにしましょう。
※ただし、腎障害のある人、血糖コントロールの悪い人、眼底出血している人等は、運動療法が適さない場合もあります。
食事、運動療法を施行しても、血糖コントロールがよくない場合にお薬を使います。
毎日製剤に加え、週1回製剤、配合剤が増え使いやすくなりました。
<インスリン>
1型糖尿病と2型糖尿病で血糖コントロールの悪い人が対象です。
インスリン製剤の種類・・・現状は使い捨ての製剤がほとんどです。
・超速効型
・速効型
・中間型
・混合型
・配合溶解
・持効型溶解
<GLP-1受容体作動薬>
体重増加をふせぎ、DPP-4阻害薬より効果が強い。
消化器症状(悪気、嘔吐)を抑えるため少ない量から開始し、徐々に増やしていきます。
セマグルチドは2/5に経口剤が発売されました。
※GLP-1受容体作動薬は、インスリンの代替にはなりません。
又、ダイエットに用いるものではありませんので注意が必要です。
食事量が少ない、食事時間がおそい、入浴、飲酒、長時間の運動、
薬の量をまちがえたなどが原因で血糖が下がってしまうことをいいます。
動悸、手がふるえる、冷汗、目がちかちかする、とてもお腹がすく、力が入らないなどの症状がみられ、重症になると意識障害を起こすことがあります。
低血糖の時はすぐにブドウ糖(10g)又はブドウ糖を含む飲み物(150~200ml)を摂取してください。
ブドウ糖は薬局で購入できます。
自動車の中、枕元、カバンの中等、常に備えておくことが大切です。
<糖尿病の治療について>
まずは食事療法、運動療法を徹底することが基本です。
それでも血糖のコントロールがよくない場合は内服薬やインスリン注射が必要になります。
当院では外来にてインスリン療法を導入しています。
多種のインスリン製剤をとりそろえてあり、患者様お一人、お一人に時間をかけて対応いたしますのでご安心ください。
さらに血糖自己測定器の指導などもご説明しますので、お気軽にご相談ください。
また糖尿病という病気の本質をご理解いただき、合併症の検索、評価をするため大学病院での教育入院もご紹介しています。
小規模な医院ですが、医師、スタッフとも全員女性であり、アットホームな雰囲気の中でゆっくりとお話できるよう望んでおります。
最近、糖尿病と認知症の関連が報告されています。糖尿病患者さんは、糖尿病でない人に比べアルツハイマー型認知症が2.2倍、脳血管性認知症が2.8倍といわれています。
→糖尿病患者さんが、物忘れがひどくなってきたら、早く病院を受診して下さい。
糖尿病患者さんは、糖尿病でない人と比べ、癌になりやすいことが報告されています。
糖尿病の予防が大切ですが、糖尿病の患者さんは、癌健診も受診されることをおすすめします。
いいえ。インスリン注射をやめられないのは1型糖尿病の人と、2型糖尿病で罹病期間が長く、合併症が進んだ人です。
多くは食べすぎ、運動不足で血糖がとても高くなってしまい、内服薬では対応できない状態の人です。
こういったケースではインスリン治療をためらっている期間が長ければ長いほどインスリン治療がやめられなくなります。
インスリン自己注射は思ったほど怖くありません。インスリンは本来ヒトのからだにあるもので、これほど安心なものはありません。
まさに“インスリンに優る薬はない”のです。
適正にインスリン治療を行い、早く離脱できるよう発症早期からの治療が必要です。
いいえ。とても細い針を使いますのでほとんど痛みは感じません。
当院では外来でお腹に試しうちも体験していただけます。
ある程度の費用はかかりますが健康保険でまかなえます。
むしろ必要なインスリン治療を受けず合併症が進行してしまい、人工透析をうけるようになってしまったら
もっと医療費がかかります。
現在安価なインスリン製剤も発売されており、患者さんの経済的負担の軽減につながります。
インスリン療法施行中の方は、保険でまかなえます。
インスリン治療を施行していない方は、チップ(センサー)や針(ランセット)は実費になります。
詳細は、お気軽にご相談ください。